戦略MG(マネジメントゲーム)研修とは
戦略MG研修とは、参加者一人ひとりが架空の会社の社長となり、仕入・製造・販売・広告・設備投資といった経営上の意思決定をゲーム形式で繰り返しながら、経営の全体像を体験的に学ぶ研修プログラムです。
1976年にソニーで開発され、以来40年以上にわたって延べ1万社以上に導入されてきた実績を持ちます。
「座学で知識を詰め込む研修」とは根本的に異なり、自分で判断し、自分で結果を引き受けるという実践を通じて、経営者視点の思考力を養います。
戦略MG研修の仕組み — 2日間で何をするのか
基本的な流れ
- 会社の設立 — 参加者全員が、それぞれ自分の会社を持ちます
- 経営の意思決定 — 原材料の仕入れ、製品の製造、販売価格の設定、広告宣伝への投資、人材の採用、設備投資など、あらゆる経営判断を自分で行います
- 市場での競争 — 他の参加者(=他社の社長)と同じ市場で販売競争を行い、受注を獲得します
- 決算書の作成 — ゲーム終了後、自分の手で損益計算書(P/L)・貸借対照表(B/S)を作成します
- 振り返りと講義 — 結果を分析し、なぜ利益が出たのか・出なかったのかを考えます
この「意思決定 → 結果 → 決算 → 振り返り」のサイクルを、2日間で最大6期分繰り返します。通常の経営では何年もかかる経験を、たった2日間に凝縮して体験できる点が最大の特徴です。
ゲームならではの価値
戦略MGが「ゲーム」であることには重要な意味があります。
- 失敗が許される — 倒産しても現実のダメージはゼロ。大胆な意思決定にチャレンジできます
- 即座にフィードバック — 判断の結果がすぐに数字として表れるため、学びのサイクルが速い
- 全員が対等 — 社長も新入社員も同じ条件でスタート。役職の壁を越えた対話が生まれます
戦略MG研修で得られる5つの効果
1. 経営の全体像が腹落ちする
多くのビジネスパーソンは、自分の担当業務には精通していても、会社全体のお金の流れや利益構造を理解していません。戦略MGでは、仕入から販売、決算まで一貫して自分で行うため、経営の全体像が自然と身につきます。
2. 数字で考える力が身につく
自分で決算書を作成するからこそ、「粗利」「限界利益」「キャッシュフロー」といった概念が、教科書の知識ではなく実感として理解できるようになります。研修後、日常業務で数字を使って会話できる社員が増えたという声は非常に多く聞かれます。
3. 意思決定の質が上がる
限られた経営資源(お金・時間・人)をどう配分するか。戦略MGでは毎期この判断を迫られます。「何に投資し、何をやめるか」という経営の本質的なスキルが、繰り返しの実践で鍛えられます。
4. リスク感覚が自然と身につく
投資しすぎてキャッシュが回らなくなる、在庫を抱えすぎて利益を圧迫する——こうした失敗を安全な環境で経験できるため、実際の経営で同じ失敗をするリスクが大幅に下がります。
5. チームビルディング効果
同じテーブルで経営を競い合う体験は、部署や役職を超えた一体感を生みます。研修後も「あのときの経営判断」が共通の話題となり、組織のコミュニケーションが活性化します。
企業が戦略MG研修を導入する3つのメリット
メリット1:階層を問わず受講できる
経営者から新入社員まで、同じプログラムで学べます。知識の前提がいらないため、「全社員に経営者視点を持ってほしい」という企業に最適です。
メリット2:即効性がある
2日間の研修でも、参加者の意識変化は明確に現れます。「翌週の会議で、社員から利益率に関する質問が出た」「在庫管理の意識が変わった」といった変化が、研修直後から見られることも珍しくありません。
メリット3:繰り返し受講で深まる
1回でも大きな気づきが得られますが、繰り返し受講することで学びが定着し、より高度な経営戦略を試せるようになります。定期的に導入している企業ほど、組織全体の経営リテラシーが着実に向上しています。
どんな企業が導入しているのか
- 管理職・幹部候補に経営視点を持たせたい企業
- 新入社員研修に取り入れ、早い段階から全体最適の視点を育てたい企業
- 事業承継を見据え、次世代リーダーの育成を急ぎたい企業
- 部署を超えたチームビルディングの機会を探している企業
- 「数字で会話できる組織」をつくりたい企業
業種・規模を問わず、製造業・サービス業・IT企業・医療法人など幅広い組織で成果が出ています。
まとめ
戦略MG研修は、経営を「知識」ではなく「体験」から学ぶことで、座学では得られない深い理解と行動変容をもたらします。
「社員一人ひとりが経営者の目線を持つ組織」を目指すなら、まずは一度、戦略MG研修を体験してみてください。

